「みそ」についての豆知識①
こんにちわ。ブログ担当の中園です。
私たちの会社の主力商品である「みそ」は、昔から日本の食生活に深く関わっています。
そんな「みそ」について、皆さんはどの位知っていますか?
今回はそんな「みそ」についていくつかの豆知識を披露したいと思います。
①「みそ」の語源は大豆の塩漬け?
「みそ」の元になったものは、古代の中国で作られていた大豆の塩漬けの発酵品である
「醤(しょう、ひしおとも言う)」だと言われています。
この「醤」を作る時に、出来かけの醤をたまたま食べたら美味しかった為、
この「出来かけの醤」、つまり「未醤(みしょう)」という名前の食品として
独立して扱われるようになったとの事です。この「未醤(みしょう)」の呼び名が訛って
「みしょう→みしょ→みそ」と変化して現在の「味噌」という名前になったと言われています。
ちなみに、味噌を樽で熟成中に出てくる黒っぽい汁は、「たまり」といい、現在の醤油の元にな
ったとも言われています(諸説あり)。
②みその色付きの原因は、「ステーキの焼き色」と同じ?
みそを長い間保存しておくと、赤っぽく色が付いてきます。この赤い色が付く現象を
「メイラード反応」と言い、アミノ酸が糖と結合して褐色の物質「メラノイジン」が
出来る現象です。ステーキを焼く時につく焼き目、揚げ物のキツネ色の衣、
コーヒーの黒味、これらはみんな、メイラード反応によるものなんです。
一般的に高温である方が反応が進みやすいため、加熱調理のものが目立ちますが、
実は高温でなくてもこの反応は起こっています。
暑い時期の常温保存や長期保存されたみその赤み、または醬油のあの黒み掛かった褐色の色も、
同じ現象によるものです。
ここで「高温ほど色付きが進みやすいなら、みそを冷やして保存したら色付きが
遅くなるんじゃないの?」と考えたあなた……素晴らしいですね!
「たくさんみそを買い込んで、後で使うみそに色が付きそうだなぁ」とか
「夏のお中元にみそ貰ったけど、どうやって保管しておこうかな」という時は、
しっかり密封して冷凍庫に保存しましょう。
常温や冷蔵庫に置くより、色付きを抑えることができますよ 😮
みその豆知識は他にもいろいろあって、ここでは書ききれないほど奥の深い食品なのですが、
興味があったら調べてみると面白いですよ。
何気なく毎日飲んでいるみそ汁を見る目が変わるかもしれません。